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怪談(2007) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 怪談(2007)
製作国
上映時間119分
劇場公開日 2007-08-04
ジャンルホラー,時代劇,シリーズもの,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 古典と現代のジャパニーズ・ホラーがどのような融合を見せてくれるのだろう。あるいは融合などせず、豪華な女優陣でもって純和風な愛憎劇でも見せてくれるのだろうか。などと想像を膨らませながらの鑑賞はDVD.映画館で見るべき映画だったのかもしれない。なぜなら美しいと評判の江戸の街のセットが全く美しいと思えなかったから。たしかにキレイではある。とくに室内シーンは言うこと無し。でも屋外シーンがどことなく薄っぺらい。雪もCGを使っているせいか季節感が全く無い。このあたりで既にうんざりぎみの鑑賞だったうえに腕がバーンと出る「融合」とは程遠いショックシーンに鑑賞姿勢が一気に崩れたのだが、その後、強烈なインパクトを持つ「とり殺す」という言葉のストレートさにひかれたり、井上真央と故郷へと進む小さな船の画が妙に美しかったりと、時々姿勢を正させる画が飛び込んでくる。怖くないこのお話の中で最も怖さが出ていたのが井上真央が雨の中「付いて来ている」とつぶやいたあたりで、その後、頭上の橋の隙間からはっきりと黒木瞳の瞳(シャレじゃなく)を見せてしまうのはどうかと思ったが、このシーンが後々の屋根裏から見下ろす幽霊目線を効果的にしているところなんかは巧い。でもこの怖さ自体がどうも軽い。少なくとも妖艶とか情念とかといったものが全然足りないように思う。思うのだが、そもそも妖艶とか情念とかといった純日本的なものの濃さを求めていた私と相性が合わなかったというだけのことなのだろう。
R&Aさん [DVD(邦画)] 5点(2009-10-19 17:13:20)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 14件
作品の平均点 6.14点
作品の点数分布
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5428.57%
6535.71%
7428.57%
817.14%
900.00%
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作品の標準偏差 0.91
このレビューの偏差値 36.34
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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