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M(1931) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 M(1931)
製作国
上映時間99分
ジャンルサスペンス,モノクロ映画,犯罪もの
レビュー情報
トーキーでありながらサイレントさながらの演出がふんだんにある。中でもラングといえば影の演出。幼女連続殺人というおどろおどろしい題材に、この影の演出がいっそう効いている。そしてこのおどろおどろしい雰囲気は殺人鬼だけが醸し出しているわけではない。誰もが犯人に見える(犯人に見たてる)民衆心理、私刑に及ぼうとする群集の危険性。むしろこちらの恐怖が際立つ。子供を守るという目的がいつのまにか犯人を探すことが目的に変わり、裁くことが目的に変わる。『メトロポリス』でも書いたが、この作品ではラングの群集心理の危険性への警笛がいっそう濃く反映されているように思う。ともあれ、ただの犯人探しではないゆえに全編に異様な緊張感を持続させます。犯人が潜む部屋がどこか判明するのが”音”であるのは初トーキー作品ゆえのご愛嬌か。
R&Aさん 8点(2004-09-22 12:04:32)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 32件
作品の平均点 7.28点
作品の点数分布
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200.00%
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5515.62%
6515.62%
7618.75%
8928.12%
9618.75%
1013.12%
作品の標準偏差 1.42
このレビューの偏差値 53.57
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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