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M(2006) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 M(2006)
製作国
上映時間110分
劇場公開日 2007-09-15
ジャンルドラマ,小説の映画化,エロティック
レビュー情報
日常の中にある非日常が描かれていて、それはフィクションとしてはありふれてはいるんだけど映画初出演のヒロインのぎこちなさとモデル出身という現実離れした存在感が独特の雰囲気を出していて面白い。主婦という日常と主婦ではない非日常を行き来する女の危なっかしさにドキドキもさせられる。のだが、この作品はそのドキドキを堪能するものではなく、非日常的あれこれも単なる背景にすぎない。ではこの作品は何が描きたかったのかというと、おそらく女の中にある性質という目に見えぬもの。性的な不満が描かれることでベースを作り、その不満が非日常を呼び込み、その非日常をきっかけとして本来持っていたのだろう性質を表出させるという物語はいいのだが、はたしてその目に見えぬ性質とやらが画面に現れていたのかというとビミョー。だから母親に対するトラウマを抱えた青年の暴力にヒロインが性的に感じてしまうクダリは唐突感を拭えない。この青年のエピソードもえらく濃厚なのだが、そこまで濃厚にする必要はなかったような気がする。
R&Aさん [映画館(邦画)] 4点(2009-05-27 15:16:39)
その他情報
作品のレビュー数 5件
作品の平均点 4.40点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.49
このレビューの偏差値 33.33
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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