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悲しみは空の彼方に のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 悲しみは空の彼方に
製作国
上映時間124分
劇場公開日 1959-05-26
ジャンルドラマ,リメイク,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 大混雑する海水浴場でこの映画の主人公たちが出会う。出会う前に一度すれ違っている。この多くの人たちにそれぞれのドラマがあるのだと言ってるようだ。その中のひとりである白人の未亡人と黒人の未亡人はここで出会う。そして独立した両者のドラマが描かれてゆくことになる。互いに助け合うときもあればただ傍観するしかないときもある。それぞれの母と娘の話がメインなのだが、黒人母子のドラマには人種差別問題が色濃く映し出されることになる。しかしそのシリアスなテーマゆえの説教くささはあまりない。そこはダグラス・サーク。社会背景は背景であって描き出したいのはあくまで母と娘のドラマ。そういえばドイツ時代の『思ひ出の曲』という映画もまた親子の絆を描いたお話であった。結果はそれぞれ違えど、どんな障壁をも越えてしまうのが親子の絆なのだというところに落ち着いているように思う。ストーリーを思い返せばかなりくさいような気もするのだが、見ている間は全くそんなことはなく、見終わったあとは「いい映画を見た」としみじみ思うこと間違いなし。
R&Aさん [映画館(字幕)] 7点(2011-02-08 15:57:58)
その他情報
作品のレビュー数 10件
作品の平均点 6.40点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.20
このレビューの偏差値 54.17
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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