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それでも恋するバルセロナ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 それでも恋するバルセロナ
製作国スペイン,米
上映時間96分
劇場公開日 2009-06-27
ジャンルドラマ,コメディ,ロマンス
レビュー情報
マンネリ気味のアレン節もスペインの陽気に当てられて実に意気揚々といった感じ。スペインの芸術家を演じたハビエル・バルデムがウディ・アレンの分身だという文章を多く目にするが、アレン映画の新たなミューズ、スカーレット・ヨハンソンこそがアレンの分身だと思う。短編映画の監督だったっけ。ちょっと芸術家かぶれのところがあって、芸術家ってのは破天荒であるべきなんてありがちな概念を持ってて、だもんで破天荒な行動をするんだけどいざってときに胃潰瘍になっちゃうというナイーブさが露見されちゃう。まじめさがとりえのはずの親友が後に女の本能のままに行動しちゃうのとは違い、自身の芸術家としての才能が開花されていきその喜びをも得ているにもかかわらず、論理的にいろんなことを考えちゃってけっきょく芸術家との別れという現実的な選択してしまうってところからも間違いなくアレンの分身は彼女。冒険して帰ってくる。この一連の行動をひと夏のバカンスにまとめてみたのがまたうまい。芸術家=破天荒という妄想を具現化したようなハビエルとペネロペのカップルがまた最高なんだけど二人ともがまたこの役にはまってるんだ。
R&Aさん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-05 14:58:37)
その他情報
作品のレビュー数 45件
作品の平均点 6.27点
作品の点数分布
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61124.44%
71533.33%
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作品の標準偏差 1.22
このレビューの偏差値 54.94
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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