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消されたヘッドライン のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 消されたヘッドライン
製作国米,英
上映時間127分
劇場公開日 2009-05-22
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,TVの映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 トニー・ギルロイ監督「デュプリシティ~」を観たのが本作鑑賞の前日だったせいか、本作の脚本家の一人にギルロイがいることを知らない時点でなんとなく似ているなあと思ったのだが、ストーリーも雰囲気もけして似てはおらず、ただ単に二転三転する展開と最後にドンとひっくり返す構成だけが似ているだけなのかもしれないが、どちらにしても比べてしまったわけで、比べて気になったのが本作の脇役陣の存在感の薄さである。とくに編集局長へレン・ミレンは勿体無い。キャスティングだけ見ると実に適材適所だと思うのだが、各キャラクターが実にステレオタイプであることもまた事実。ベテラン記者のやぼったさと現場主義。新人記者のはつらつさと正義感。編集局長の資本至上主義。最後のどんでん返しは予想できない。しかしそこに痛快さはない。ダースベイダーを倒すことに躍起になってたら倒すべきはハン・ソロだったみたいな。ちょっと違うか。巨大な組織を相手にした反体制のヒロイズム、ダンディズムがしぼんでゆく。それでも書く!というジャーナリスト魂な映画だったわけだが、このオチの部分だけ妙に安っぽいドラマになってる。
R&Aさん [映画館(字幕)] 6点(2009-06-08 16:09:31)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 45件
作品の平均点 5.96点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.15
このレビューの偏差値 50.33
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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