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アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン
製作国
上映時間114分
劇場公開日 2009-06-06
ジャンルドラマ,サスペンス,ミステリー
レビュー情報
《ネタバレ》 十字架は美しい。なぜなら十字架は「痛み」を通過しているから。本物の「美」とは「痛み」を通過したもの。らしい。芸術家は猟奇殺人犯となり作品に「痛み」を与え「美」を完成させる。その男に同化したジョシュ・ハートネットの役どころは「美」を知る者といったところか。地獄を見てきた末にマフィアのボスとなったイ・ビョンホンは癒しようのない「痛み」を抱えて生きている。木村拓哉は全ての「痛み」を受け入れる現代のキリスト。つまり「痛み」を抱え続ける者と「痛み」を受け入れる者の拮抗を、そこに「美」を見出す者というSM的な感受性を持った男が見て興奮する物語、なわけないが遠からずではないか。にしても十字架にはりつけはともかく、「ファザー!」とか「許す」とか“僕キリストです”てのが露骨すぎ。「美」といえばトラン・アン・ユン監督の十八番。監督が自らの武器であるところの映像の美しさについて、上っ面の「美」じゃないよと宣言しているかのよう。
R&Aさん [DVD(字幕)] 5点(2011-01-25 14:27:07)
その他情報
作品のレビュー数 14件
作品の平均点 2.57点
作品の点数分布
0214.29%
1214.29%
2428.57%
3214.29%
4214.29%
517.14%
600.00%
717.14%
800.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.88
このレビューの偏差値 56.88
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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