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十三人の刺客(2010) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 十三人の刺客(2010)
製作国
上映時間141分
劇場公開日 2010-09-25
ジャンルアクション,ドラマ,サスペンス,時代劇,リメイク
レビュー情報
47年前の工藤版は壮絶でありながらけして痛快ではなかったのだが、この三池版は素直に痛快だ。そして集団時代劇の中で大スターが大スターらしくいることの違和感、リアリズムに徹したストーリーに美男美女のロマンスが入ってくる違和感といった映画会社と映画監督の戦いの爪跡のようなものもここにはない。工藤版のいい所を拝借しながら派手に、下品に、つまりは今風に仕上げている。工藤版も悪玉は憎らしいほどの悪玉であり、またその悪玉っぷりこそ工藤映画の真髄でもあったのだが、三池版の悪玉はそこからさらに「(悪の)輝き」を手にする。ただ憎らしいだけではなくスター性を備えているのだ。さらに工藤版に乏しかったユーモアを『七人の侍』の菊千代をパロったであろう新たなるキャラによって補填している。少々悪ふざけが過ぎるようにも見えるが三池監督らしさが出ていて良い。様々な制約を受け入れながら自己を通し抜いた工藤版同様に三池もまたちゃんと自己を通しているのだ。二人の差はその時代の許容範囲の差に過ぎないのかもしれない。
R&Aさん [映画館(邦画)] 6点(2011-11-15 15:53:32)
その他情報
作品のレビュー数 97件
作品の平均点 6.19点
作品の点数分布
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233.09%
344.12%
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62424.74%
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作品の標準偏差 1.59
このレビューの偏差値 49.26
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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