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ゲゲゲの女房 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ゲゲゲの女房
製作国
上映時間119分
劇場公開日 2010-11-20
ジャンルドラマ,実話もの,伝記もの,小説の映画化
レビュー情報
失敗した。これは映画館で見る映画だった。やってるところがあんまりなかったのよ。やってても朝だけとかだったのよ。それでも映画館で見るべきだった。前作『私は猫ストーカー』は冒頭の編集の妙に笑いながら体を前に乗り出したものだが、今回は静かに始まりオーソドックスからはみ出さず、物語も淡々と、コミカルもはじけすぎずにやはり静かに終わる。こういうのはより集中できる映画館で見たほうがいい。物語の舞台である戦後の風景を現代の風景の中に作り出したような作りはオーソドックスとは言えないかもしれないけど。ま、オーソドックスだと感じたのは前作の猫とは違ってちゃんと俳優が指示通りにカメラに収まってくれるからカメラはでんと動かずに構えてればいいわけで、実際でんと構えてたというのが大きいかも。しかし退屈だとは思わない。細部まで演出が施されていることがよくわかるから。布枝の感情の機敏を言葉や大袈裟な表情ではなく些細な仕草や繰り返される日常の動作の中に見せる演出が素晴らしい。貧しさが必死さとならない絶妙なキャラクター造型とそのキャラを活かした適度な間もいい。リアルな家屋のセットに差し込むけしてリアルではない幻想的な光に目を見張った。ちょいと南果歩の登場シーンが妙に浮いてる(妖怪たちが全く浮いていないのに!)のが気になったが。とにかくちゃんと「演出」がされてて「演出」が活きた作品です。
R&Aさん [DVD(字幕)] 7点(2011-07-28 15:04:23)
その他情報
作品のレビュー数 16件
作品の平均点 5.25点
作品の点数分布
000.00%
116.25%
2212.50%
316.25%
400.00%
5531.25%
6212.50%
7212.50%
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916.25%
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作品の標準偏差 2.25
このレビューの偏差値 53.46
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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