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闇の手品 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 闇の手品
製作国
上映時間35分
ジャンルサイレント,モノクロ映画
レビュー情報
この映画、たしか数年前に溝口健二『折鶴お千』と共に見たもので、『折鶴お千』の私のレビュー年月からすると4年以上前に見たということになる。にしてもかなり映像が頭に残ってます。それほどにインパクトがあったってことなんだろうけど、1927年作品でモノクロで夜でしかも雨となれば画面は非常に観づらいはずなんだけど、ある少年が謎の人物とバッタリ出会い謎のものを預かるというなんとも怪しい雰囲気にこの見づらい暗がりがピッタリで、とくに謎の人物の見せ方が露骨に「謎の人物」で、なるほどここのドイツ表現主義的演出がインパクトを与え私の脳裏に画を残す要因になっているのだなと推察する。暗がり、つまり「闇」が少年の心理に影響を及ばすという重要な役割を担っているってことをうまく表現もしている。映画の目的がそこにある(傾向映画)とはいえ大写しにされる標語が少々くどい。わりと最近になって発見されたフィルムらしい。
R&Aさん [映画館(邦画)] 6点(2011-07-25 14:27:18)
その他情報
作品のレビュー数 1件
作品の平均点 6.00点
作品の点数分布
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