タイトル名	アメリカの友人
製作国	仏,西独
上映時間	126分
劇場公開日	1977-10-11
ジャンル	ドラマ,サスペンス,犯罪もの,ミステリー,小説の映画化,ロードムービー

たしかに同じトム・リプリーでもアラン・ドロンとデニス・ホッパーじゃ全然別人ですね。でも「太陽がいっぱい」のリプリーも原作とはかなり違うようです。ニコラス・レイ、サミュエル・フラー、ダニエル・シュミットという巨匠と呼ばれる監督達を出演させたり、回転させると中の絵が動くおもちゃで子供が遊ぶという描写を入れたりと映画そのものへのオマージュを感じます。一応サスペンスになるのだろうか。どちらかというと男の友情物語っぽい感じがします。いや、友情でもないな。よくわからんけどなんかお互い惹かれ合う関係なんです。この”よくわからん”ところがなんとも消化不良感を持ってしまう。淡々と進むヴェンダース節は好きな人にはたまらないのかもしれないが、個人的には今作に関してはサスペンス度を上げて欲しい。移動する列車や自動車を追いかける映像、そしてなにげに映える空と雲がヴェンダースの映画を感じさせる。

作品のレビュー数	17件
作品の平均点	5.76点
作品の点数分布	0 1 5.88％ 1 0 0.00％ 2 0 0.00％ 3 2 11.76％ 4 0 0.00％ 5 5 29.41％ 6 3 17.65％ 7 2 11.76％ 8 1 5.88％ 9 3 17.65％ 10 0 0.00％
作品の標準偏差	2.31
このレビューの偏差値	50.44 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値