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北京の55日 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 北京の55日
製作国
上映時間160分
劇場公開日 1963-10-19
ジャンルアクション,ドラマ,戦争もの,歴史もの
レビュー情報
《ネタバレ》 アクションの迫力は59年製作の『ベン・ハー』に遠く及ばず、豪華絢爛を見せつけたパーティのシーンの優雅さはこの作品と同じ年に製作された『山猫』に遠く及ばない。それでもこの作品が異色かつ魅力的なのは、この映画がハリウッドスペクタクルの顔とリアリズム系ヨーロッパ映画の顔を同時に持っているからだと思う。米英の視点から描くストーリーはハリウッド流だが中国側からの視点も無視されていない。チャールトン・ヘストンというスター俳優がスター俳優らしくかっこよく登場しても一人果敢にばったばったと敵を倒してゆくわけでもない。ヒロインの死というドラマチックなプロットが用意されていてもその死を看取るのは医者一人という極めて盛り上がりの欠けるものとなっている。ハリウッドの歴史大作としてソツなく「事件」を描きながら「人間」もしっかりと描かれている。ただ、主人公に偏った物語にせずに多くの人物のドラマを見せようとしているのは好感が持てるが少し散漫に感じた。ラストの連合軍各国行進はTDLの「イッツ・ア・スモールワールド」を思い出した(笑)。
R&Aさん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-05-26 18:19:35)(良:3票)
その他情報
作品のレビュー数 22件
作品の平均点 6.55点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.23
このレビューの偏差値 46.41
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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