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王は踊る のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 王は踊る
製作国独,仏,ベルギー
上映時間115分
ジャンルドラマ,歴史もの,音楽もの
レビュー情報
宮廷の者たちが挙って王の寵愛を受けようと必死になるのは寵愛そのものよりも恩恵を受けたいという下心があるからこそだと思うが、この作品の主人公である音楽家は純粋に王(ルイ14世)を愛し王に愛されようとする。そしてそこまで想われるに相応しい威厳と才能に恵まれた人物としてルイ14世が眩しく描かれる。芸術との深い関わりと愛はジェラール・コルビオ監督の前作『カストラート』にも通じており、時代物のスケールの大きさと重厚感はこの監督の得意とするところ。ただ、実在の人物を描くときにありがちなのだがどうしても余分に思えるエピソードが入ってしまう。この作品の場合、描かれる年月が長いゆえに余計に入りやすい。さらにかいつまんでいるので人物造形に深みのない主要人物がちらほら。ルイと母との政権争い、芸術と娯楽と宗教の対立、モリエールへの裏切り、細かなエピソードに絡む女たち。本筋以外の描く対象が多すぎる。
R&Aさん [ビデオ(字幕)] 5点(2008-07-09 14:10:12)
その他情報
作品のレビュー数 9件
作品の平均点 5.67点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.56
このレビューの偏差値 47.27
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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