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十三人の刺客(1963) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 十三人の刺客(1963)
製作国
上映時間125分
ジャンルアクション,ドラマ,サスペンス,時代劇,モノクロ映画
レビュー情報
東映の娯楽時代劇をコンスタントにこなし、実際この年だけでも4本の映画を送り出している工藤栄一だが、映画会社からしてみれば、どちらかというと扱いにくい監督だったのだそうです。大枠では映画会社の意向に沿ったかたちで作られてはいるものの、当時の娯楽作にしては相当の後味の悪さを残すのが工藤監督の味付けだったからです。この作品では、剣の実力ではナンバー1と思しき武士のその鍛錬と精神集中を存分に見せた後に露呈させる無様な死に際だろう。しかしこのスッキリしない部分こそが魅力の監督でもあります。豪華キャストによる大殺陣はまるでエキストラによる農民一揆のようで、どうみてもかっこいい戦いは存在せず、唯一最後に見せるおそらく映画会社が求めるところの片岡千恵蔵と内田良平によるかっこいい武士道対決が反対に空々しかったりする。あと、里見浩太郎と丘さとみの美男美女コンビも妙に浮いている。甘いマスクが作風と合ってない。
R&Aさん [ビデオ(邦画)] 6点(2008-02-27 13:16:00)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 41件
作品の平均点 6.90点
作品の点数分布
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437.32%
549.76%
6614.63%
71229.27%
81331.71%
937.32%
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作品の標準偏差 1.34
このレビューの偏差値 44.97
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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