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ビリー・ザ・キッド/21才の生涯 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ビリー・ザ・キッド/21才の生涯
製作国
上映時間108分
劇場公開日 1973-10-13
ジャンルアクション,ドラマ,ウエスタン,犯罪もの
レビュー情報
《ネタバレ》 パット・ギャレットが撃たれるシーンから始まるのだが、これから始まる物語が過去のことであり、その「過去」である物語の冒頭と「今」であるパットの最期が何度も切り返されるオープニング、この構成がめちゃくちゃかっこいい。そして原題どおりのパットとビリーの物語が始まる。このオープニングが秀逸なのはかっこよさだけではなく「死」へと向かう物語であることを予告しているからでもある。法などあって無いような時代がいよいよ終焉を迎えようとする西部開拓時代の末期、同じ穴のむじなの二人が保安官と無法者として対峙する。しかし同じ穴のむじな。二人ともが死へと向かうことに抗うことができないその切なさが漂う。そのことを代弁するボブ・ディランの「天国への扉」。ここにバイオレンスの巨匠はいない。いや、ペキンパーはたしかに暴力をスローモーションでショー化してきたが、その暴力の中に悲哀を込め続けたのも確かなのだから、これこそが彼の真髄なのかもしれない。ちなみに見たのは「特別版」。
R&Aさん [DVD(字幕)] 7点(2010-02-18 16:13:18)
その他情報
作品のレビュー数 19件
作品の平均点 7.00点
作品の点数分布
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7526.32%
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1015.26%
作品の標準偏差 1.62
このレビューの偏差値 50.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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