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雲ながるる果てに(1953) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 雲ながるる果てに(1953)
製作国
上映時間101分
劇場公開日 1953-06-09
ジャンルドラマ,戦争もの,モノクロ映画,青春もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 特攻隊員たちが皆人間臭い。そのぶん尊さが募る。軍国主義の世界で養われた思想を持ち、自爆攻撃を誇りにすら思う主人公でさえ、独りになれば子供のように泣く。家族に会いたい。怖い。死にたくない。そしてけして自らが特攻隊として出撃するはずのない上官たちのあまりな態度に、国家の犠牲となる個人という図式を明確にし、反戦のメッセージとしている。隊員たちがとうとう出撃して映画が終わるのではない。たいした戦果をあげられなかったことが報告される。そして上官たちの「なに、特攻隊はまだまだいるよ」という非情なセリフが放たれ、次のカットに子供たちが歌う姿が映し出される。ここは強烈。
R&Aさん [ビデオ(邦画)] 7点(2009-08-07 13:53:59)
その他情報
作品のレビュー数 8件
作品の平均点 8.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.73
このレビューの偏差値 46.67
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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