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ツィゴイネルワイゼン のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ツィゴイネルワイゼン
製作国
上映時間145分
劇場公開日 1980-04-01
ジャンルドラマ,ホラー,ミステリー,音楽もの,小説の映画化
レビュー情報
難解ということでリンチの名前が挙がるんでしょうが、鈴木清順という人はどちらかというとゴダールの系統だと思います。映画文法を意図的に壊してますから。でもその部分だけであとは完全な独自の世界感を持っている。この作品では”あの世”というあいまいなものを彼の独特なセンスでもって描いているので余計に奇怪なものとなってます。驚かされるシーンは挙げればキリがないのですが、ひとつ。青地の現実と妄想(妄想も現実かもしれない)の中、小稲(あるいは園)が着物を脱ぎます。そこでオッパイもあらわにニッコリとポーズをとるカットが一瞬映し出される。ゴダールの踊らないミュージカル『女は女である』のアンナ・カリ-ナを彷彿させますが、こちらはオッパイ付きですからこちらの勝ち、、(冗談ですよ)。もうこのシーンだけでこの映画を愛せます。大正浪漫三部作の中でこの作品だけ未見のままで、本年ようやく観ることが叶った作品なのですが、期待を裏切らない傑作でした。これは今後、何度も観ることになると思います。
R&Aさん 8点(2004-10-19 15:34:30)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 60件
作品の平均点 7.57点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
211.67%
335.00%
4610.00%
558.33%
646.67%
746.67%
8813.33%
91220.00%
101728.33%
作品の標準偏差 2.38
このレビューの偏差値 50.76
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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