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ドキュメンタリータッチで描く入学式とクラスでの自己紹介、見ていて恥ずかしくなるくらいのリアルな初々しさが画面に溢れている。松たかこのプロモ?たしかにそうかもしれませんが、松たかこはちゃんと卯月という名の女の子になっていました。岩井監督の作品を見ていつも思うのは”綺麗で淡い映像”というのもありますが、それ以上に役者が映画の中の役にちゃんとなっている、綺麗な映像の世界にちゃんとはまっている、というところ。これは役者の力というよりも監督の演技指導という演出の力がやっぱり大きいのではと思う。そういう意味でもやっぱり「映画」してると思います。短くない短編映画って感じ。作中に卯月が見ていた白黒映画『生きていた信長』のキャストの方が豪華で、いかにも年季の入ったフィルムを丁寧に再現していたのも面白かった。
【R&A】さん 7点(2004-11-11 11:58:02)(良:1票)
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