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シャーロット・グレイ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 シャーロット・グレイ
製作国英,豪,独
上映時間121分
劇場公開日 2002-12-14
ジャンルドラマ,サスペンス,戦争もの,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 戦争を背景とした恋愛劇といえばかの名作『ひまわり』がありますが、列車から見える一面のラベンダー畑は『ひまわり』を意識した描写なのでしょう。しかしひまわりが墓標との対比で象徴的に映し出されたのに対し、あのラベンダーは平和の象徴というより時系列上での戦争後を意味するものとしか表現されておらずあまりあの美しい紫が効果的に使われていない。戦争が終わるまでひたすら待ち続けたソフィア・ローレンに対し、ケイト・ブランシェットはその愛の強さ、、というよりも人間としての未熟さゆえ、また戦争に対する無知さゆえに行動をおこす。そして目の当たりにする戦争の現実。この現実の中で変貌を遂げる女というのは『ひまわり』でのマストロヤンニ。しかし戦争によって引き離された二人というのは同じだが、この作品ではそれが悲しいこととしては描かない。むしろ前向き。これが戦争を背景にしたものでなければそれもいいだろうが、あれだけ悲しい現実を見せておいてあのエンディングは無いでしょ。しかも「あれだけ悲しい現実を見せておいて」といってもストーリー上で悲しい出来事があっただけで、映像は全然その悲しみを伝えていない。父を売る葛藤はもっとじとーっと描いて欲しい。そしてなによりもこの作品にはあって然るべきの「恐怖」がない。
R&Aさん [ビデオ(字幕)] 3点(2006-07-04 18:23:41)
その他情報
作品のレビュー数 32件
作品の平均点 5.78点
作品の点数分布
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100.00%
226.25%
313.12%
4412.50%
5928.12%
6412.50%
7618.75%
8412.50%
913.12%
1013.12%
作品の標準偏差 1.87
このレビューの偏差値 42.02
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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