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突然炎のごとく(1961) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 突然炎のごとく(1961)
製作国
上映時間105分
ジャンルドラマ,ラブストーリー,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
後にトリュフォーが語っています。「この原作を映画化したいために映画監督になりたかった」と。それほどまでに愛した原作、その美しさを損なわないように、ナレーションがストーリーを綴るというカタチにしたそうです。三人の関係を形作るそれぞれの複雑な心情は映像だけでは理解不能、かと言ってセリフで説明されたんじゃたまらない。それゆえにナレーションが効果的だったと言える。そして読書しているときのように映像にないものまで頭の中に映す。それでも「わからない」という人が多いようにたしかに理解しずらい関係(というより共感できない関係)ですが、女神像とかぶるカトリ-ヌ、いつも先頭を歩くカトリ-ヌ、浮気を対等だからと理由づけるカトリ-ヌ、男装するカトリ-ヌ、彼女の言動が理解せずとも現実的なものにしている。「二人が同時に一人を好きになる」という三角関係ではなく「それぞれ一人が二人を愛する」という関係。ラストは悲しみよりも肩の荷が下りたような安堵感を味わった。最期の瞬間の三人の顔が目に焼き付く。
R&Aさん 7点(2004-10-12 14:01:05)
その他情報
作品のレビュー数 29件
作品の平均点 5.66点
作品の点数分布
013.45%
100.00%
226.90%
326.90%
4310.34%
5413.79%
6620.69%
7620.69%
826.90%
926.90%
1013.45%
作品の標準偏差 2.25
このレビューの偏差値 52.66
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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