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叫びとささやき のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 叫びとささやき
製作国スウェーデン
上映時間91分
劇場公開日 1974-01-19
ジャンルドラマ
レビュー情報
ベルイマン映画の中で最も表現主義的世界観で見せた作品。死を前にして望むのは孤独からの脱却でしかない。しかし拒む姉妹。病人による目を背けたくなるような叫び。困惑し実際に目を背けてしまう姉妹。叫びによって露とある姉妹の疑心、欺瞞、エゴ。病人を主人として仕えてきたメイドだけが唯一の救いとして存在する。『仮面/ペルソナ』もそうだと思うがこれも「神の沈黙」の発展形で、悲しみは人間によってもたらされ、癒しもまた人間によってもたらされることを強調しているように思う。神そのもののようなメイドの描き方は、神は人の中に存在するということなのだろうかとも思ったのだが。スヴェン・ニクヴィストとの共同作業で生み出される美しい画も強烈な赤を背景にしたことで益々美しさが際立つ。イメージをイメージのまま映画にしたような作品なので、そこだけを評価したっていいのだが、小難しい内容が小難しく語られるのはちょいと難儀。
R&Aさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-07-24 16:18:31)
その他情報
作品のレビュー数 22件
作品の平均点 6.91点
作品の点数分布
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100.00%
214.55%
314.55%
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5313.64%
629.09%
7522.73%
829.09%
9522.73%
1029.09%
作品の標準偏差 2.17
このレビューの偏差値 48.07
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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