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さよなら子供たち のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 さよなら子供たち
製作国仏,西独
上映時間104分
劇場公開日 1988-12-17
ジャンルドラマ,戦争もの,学園もの
レビュー情報
《ネタバレ》 「さよなら子供たち」という校長先生の言葉と共に、まさに無邪気な子供であることに別れを告げねばならない残酷な現実を目の当たりにし、ずっと引きずってきたであろうルイ・マル渾身の半自伝作品。友人が連行されてゆくのはけして少年のせいではない。密告者を間接的につくった部分はあるが責任を感じるものではない。きっと裕福なフランス人の少年は、どこかでユダヤ人である友人に優越感を抱いていた。そうでなきゃ懺悔の必要は無い。でもこの作品には後悔の念が見え、その懺悔が、言葉は悪いが言い訳のように感じてしまう。少年は悪くはない、時代が悪かったのだ、という。それはそれで正論だからいいんだけど、この作品は最初から少年の素直な思いが画面を被っている素晴らしい作品ゆえに、素直な思いの中の一部をほんの少しオブラートに包んでしまったような気がしてしまった。でもそれこそがルイ・マルの葛藤の証しなのかもしれません。
R&Aさん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-02-23 15:29:45)
その他情報
作品のレビュー数 68件
作品の平均点 7.44点
作品の点数分布
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61014.71%
71319.12%
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91420.59%
10913.24%
作品の標準偏差 1.76
このレビューの偏差値 45.35
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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