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大砂塵 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 大砂塵
製作国
上映時間109分
劇場公開日 1954-10-27
ジャンルドラマ,ウエスタン,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ジョーン・クロフォードの意向により大幅に変更された脚本によって、ニコラス・レイの他の作品同様、これもまたなんとも奇妙な作品に仕上がっている。原題が「Johnny Guitar」とあるにもかかわらず、肝心のジョニーは自慢のガンさばきを女に封印され、恋敵キッドはその運命を女に翻弄され、保安官や町の人々も女の意のままに動くことしか許されない。しかし「西部劇」というジャンルにすでに植えつけられた概念を取り払えばいたって普通に楽しめるもの(ストーリーがシンプル!)だとも思うし、それ以上に、力がものを言う西部開拓時代の終焉をガンマンも無法者も保安官も本来の(西部劇でいつも見せてくれた)姿を見せないことで『シェーン』よりも克明に描かれてしまっている。「鉄道が町に敷かれる」という新しい時代を拒否する女が殺されるとき、男たちはただ傍観するのみ。時代の流れに誰も逆らえないことを悟ったかのように。
R&Aさん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-05-24 12:15:45)
その他情報
作品のレビュー数 12件
作品の平均点 6.83点
作品の点数分布
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418.33%
5325.00%
618.33%
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9216.67%
1018.33%
作品の標準偏差 1.82
このレビューの偏差値 50.50
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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