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群衆(1941) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 群衆(1941)
製作国
上映時間124分
ジャンルドラマ,コメディ,モノクロ映画,クリスマスもの
レビュー情報
いきなりとある新聞社のプレートが外されるシーンから始まり、社員が次々とジェスチャーでもってクビを宣告され、宣告された一人の女性が上役にかけあい懇願し落胆し憤慨するその傍らで、その間中新たなネームをドアに書き入れる職人が邪魔に邪魔され続ける様の流れるような見せ方が実にスムーズで且つ面白い。キャプラの楽しい映画が始まる。しかし思いっきりコメディな冒頭部から徐々に社会派色が色濃くなってゆく。それでも男が群衆に祭り上げられてゆく展開そのものはコメディそのものだし、随所にユーモアを散りばめた演出もあって傑作の臭いまで漂ってきたのだけど、終盤はえらくブラックな展開が待ち受けており、社会派は残ったままコメディは消え去り重く暗いヒューマンドラマで締めくくる。重い暗いと言ってもそれがダメなんじゃなくてむしろ群衆にバッシングされるシーンの雨の中の孤立無援ぶりの凄まじさは強烈な画として印象深くすごくいいと思う。ただ、最後の最後。感動的なのはいいのだが、その重さ暗さをひきずってるのがどうも。なんとか笑ってお終いにしてほしかった。
R&Aさん [DVD(字幕)] 6点(2009-06-11 17:21:23)
その他情報
作品のレビュー数 24件
作品の平均点 7.04点
作品の点数分布
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100.00%
200.00%
300.00%
414.17%
528.33%
6520.83%
7416.67%
81145.83%
914.17%
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作品の標準偏差 1.24
このレビューの偏差値 43.24
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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