Menu
 > 作品
 > ケ行
 > 軽蔑(1963)
 > R&Aさんのレビュー
軽蔑(1963) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 軽蔑(1963)
製作国米,仏,伊
上映時間102分
劇場公開日 1964-11-22
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
(なんで?なんでそーなんの?俺が何したっちゅーの?ぜんぜんわからん!)こんなことを言ったことがあるような気がする。(イヤやったらイヤって言ってくれたらよかったやん。なんで言ってくれへんの?不満があったら、そん時言ってくれたらすむことやん!)こんなことも言った覚えがある。そんな私は当然この作品に痛い痛いノスタルジーを感じ、共感してしまう。そしてアンナ・カリ-ナに対するゴダール本人の葛藤を共感できるという凄い経験までさせてくれる。〔ヒロイン、ブリジット・バルドーが金髪(だったかな)を隠したショートヘアのカツラを男が似合わないと言うシーンがあるが、あの髪型はまさしく前作『女と男のいる舗道』のアンナ・カリ-ナ。〕男にとってはなんとも理不尽なこの現象を、ゴダールはラスト、映画の中において復讐をする。しかし「死は愛を失うだけ」という言葉どうり、それが空しいだけのことだとゴダールが一番知っている。同時に映画造りにおけるメッセージも載せる。露骨に商業主義のプロデューサーを批判しながらも、その中で果敢に自分の作品を造り続けたフリッツ・ラングにゴダールの敬意を感じる。
R&Aさん 8点(2004-03-31 12:01:37)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 21件
作品の平均点 7.00点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
214.76%
300.00%
400.00%
500.00%
6314.29%
71257.14%
8314.29%
914.76%
1014.76%
作品の標準偏差 1.45
このレビューの偏差値 54.77
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
軽蔑(1963)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS