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父ありき のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 父ありき
製作国
上映時間94分
劇場公開日 1942-04-01
ジャンルドラマ,モノクロ映画
レビュー情報
15年ほどの時の経過を映像のみで見せていきます。「○年後」という字幕も無ければナレーションも無い。例えば、場面が変わって、ひっきりなしに動く機械がアップで映し出される。時が経ち、場所は東京へと移ったことを、そのなんでもないカット(ショット?)で解からせてしまう。列車の映像も物語の舞台の移動に有効に使われ、全てのカットが余韻はあるけど無駄の無いものとなっている。 後年の小津の作品で「自分ひとりで成長した気になって、、」と愚痴る親の描写があったが、こちらはタイトル通りストレートに「親があっての子供」そして「この親ありてこの子あり」を映し出す。親と息子をはなればなれとすることで、より克明に「父ありき」を描いている。小津にとっての理想の父親像、理想の家族像を見たような気がする。
R&Aさん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-20 17:03:56)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 15件
作品の平均点 7.20点
作品の点数分布
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300.00%
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516.67%
616.67%
7853.33%
8426.67%
916.67%
1000.00%
作品の標準偏差 0.91
このレビューの偏差値 47.58
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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