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クレーヴの奥方(1999) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 クレーヴの奥方(1999)
製作国仏,ポルトガル,スペイン
レビュー情報
オリヴェイラの映画は自由だ。と、そんなことぐらいしか言えないんだな。そこが一番凄いところなんだけど。この人にとって映画のストーリーがリアルかどうかなんて関係ないってのは確か。それでもそのリアルじゃない世界で生きている登場人物たちがその世界でリアルな存在でいるから不思議だ。オリヴェイラの映画ってどれもリアルであろうなんてこれっぽっちも考えた形跡がないのにその世界の中の人たちはその世界限定でリアルなのだ。ポルトガルで高名なアーチストが本人役で登場してもそれは変わらない。いろんなことがドラマチックに起こっているのに何も起こっていないような錯覚に陥る映画でもある。そのドラマチックさまでも、この世界限定でリアルになってる。事象は激しくても事象に伴う行動が映されないからそう感じるのだろうか。行動が映されなくてもストーリーは間違いなく進行している。これって映画だから出来るんだろうな。
R&Aさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-31 15:23:12)
その他情報
作品のレビュー数 5件
作品の平均点 5.40点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 3.14
このレビューの偏差値 51.63
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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