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邪魔者は殺せ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 邪魔者は殺せ
製作国
上映時間116分
劇場公開日 1951-08-28
ジャンルサスペンス,モノクロ映画,犯罪もの,小説の映画化
レビュー情報
皆様がおっしゃるように『第三の男』に通ずるモノクロの画面における光と闇のコントラストが絶品。キャロル・リードというよりも『第三の男』でも組んだカメラマン、ロバート・クラスカーの技ということでしょうか。ノワール的な色合いを見せながらも、描かれるのは犯罪でも逃亡でもなく、そこに関わる様々な人々の様々な思惑。ベルファストという特異な地域ゆえの逃亡者との関わりが丁寧に描かれてゆきます。人を計画外に殺めてしまうくだりの描写にチープ感を拭えませんが、その後の人物描写の巧みさを堪能できればあまり気になりません。追跡者、協力者、密告者、英雄視する民、仲間、裏切り者、神に委ねる者、賞金を狙う者、芸術のモデルにしようとする者、それぞれの思いが交錯するドラマを最後には愛に殉じる女が締めくくる。脚本もうまいってことです。
R&Aさん [DVD(字幕)] 7点(2005-08-17 12:20:33)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 14件
作品の平均点 7.21点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.26
このレビューの偏差値 48.66
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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