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蛇の道(1998) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 蛇の道(1998)
製作国
上映時間85分
劇場公開日 1998-02-21
ジャンルサスペンス
レビュー情報
塾?の先生である哀川翔がある生徒の答に対して「そんなことしたら空間が裏返って時間が逆に流れることになる」と言う。また奇妙な計算式を書くなかで「デュアリティを組み合わせて・・・」と言う。教室には花束があった。デュアリティ=二重性。生者と死者。教室にいた者たちは家族の誰かを亡くした者たちか、あるいは亡くなった本人たち?ラストシーンの香川照之の前に突然フッと現れた哀川と女の子を見てそう思った。どちらにしても哀川が非常に危険な人物であることは間違いなく、まるでゲームのように人がどんどん殺されてゆく様は背筋が寒くなる。ゲームのようにと書いたが、哀川は全ての主導権を握っているだけでけして楽しんでいるわけではなく、ただ無感情に全てをコントロールするだけ。まるで人間ではない何か。『地獄の警備員』の大男が「暴力」そのものだったように、哀川は「悪意」、、いや「復讐」そのものか。 死者はここではないどこかでは生者なのか。殺された娘はモニターの中で永遠に生きている。死者と映画の関係は、その後『蜘蛛の瞳』そして『回路』へと繋がってゆく。
R&Aさん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-06-14 18:52:06)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 6.69点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.43
このレビューの偏差値 56.35
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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