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はなればなれに(1964) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 はなればなれに(1964)
製作国
劇場公開日 2001-02-03
ジャンルドラマ,コメディ,モノクロ映画,犯罪もの,青春もの,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
ゴダールがカラー大作『軽蔑』の翌年に作った低予算モノクロ映画です。原点回帰ということでしょうか。劇中、英会話教室の黒板に書いてあった「古典的(クラシック)=現代的(モダン)」という文字がゴダールの映画感を表しています。私の愛すべき作品『女は女である』でもとことん女のかわいさを描いていましたが今度は、ちょっとオバカな女もカワイイよ、てとこかな?自転車に乗るアンナ・カリ-ナが誰もいない道を手信号で曲がっていく姿を遠まきにとらえます。すごくバカっぽくてかわいい。舌をベローンと出してキスを待つカリーナ、やっぱりバカっぽくてかわいい。で、そんな女はやっぱりコカコーラを注文する。ゴダール自らのナレーションも面白い。「ここは3人の心情を語らずに映像で語らせ括弧を閉じよう」ってわざわざ説明してくれるゴダール。やらしいお人だ(笑)。「ここは括弧を開けて心情を語ろう」はダンスのシーン。すべての音が消えゴダールの声が心情を語る間、黙々と踊る3人。またこのダンスがかわいい。絶妙な構図から男二人が消え、一人ダンスを踊る女の変な(映画の)間(マ)も絶妙。そのまえには1分間黙ってみようというシーンで、ここでもすべての音が消えるのですが、ついつい頭の中で時間を計ってしまいます。計りかけたら黙るのをやめちゃうというイジワルなシーンです(笑)。いちいちストーリーを遮断させるがそれが楽しくてしょうがない。ベリー・キュートな作品です。
R&Aさん 9点(2004-10-14 12:26:18)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 14件
作品の平均点 7.64点
作品の点数分布
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200.00%
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517.14%
6214.29%
7321.43%
8428.57%
9321.43%
1017.14%
作品の標準偏差 1.34
このレビューの偏差値 57.54
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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