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これってフェリーニの『甘い生活』のパロディですよね?セレブと記者、そして強引に出てくる神父さん、オープニングも空から始まるし、絶対そうですよね。W・アレンってフェリーニ好きだし。だからモノクロなのかな?そうすると退廃の象徴はディカプリオ演じるムービースター、欲望の象徴はセロン演じる全身性感体のスーパーモデル。わ、わかりやすー。とはいえ、このアレン流「甘い生活」では、セレブの生活に憧れる記者(アレンの分身ブラナー)はフェリーニの分身マストロヤンニとは違って、その世界になかなか足を踏み入れたくても入れずに身勝手な妄想だけが先走りするなんともかっこ悪い男である。そして退廃と欲望渦巻くセレブの世界で幸せを見つける人たちも描くのは、やはりアレン流。豪華な出演陣を見るのもひとつの魅力ではあるが、その名前につられて見るとがっかりする人も多いだろう。アレンの映画であることを頭に置いとかないと。
【R&A】さん 7点(2004-08-12 12:06:04)
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