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忘れられた人々 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 忘れられた人々
製作国メキシコ
上映時間81分
劇場公開日 1953-08-11
ジャンルドラマ,モノクロ映画,犯罪もの
レビュー情報
メキシコの貧民街に住む不良少年たちが盲目の大道芸人を襲うその残酷性に衝撃を受け、残酷の中に微かだけど確実に存在する光を何度も垣間見せては、大人たちが叩き潰すという悪循環を最後まで見せつける。「最後まで」というのが重要で、物語性を出しすぎずに現実を冷徹に描いたところに、並々ならぬメッセージ性を感じる。貧困がもたらす悪循環を強調しており、ブニュエルが肌で感じたこの国の抱える問題に真向から取組んだ作品と言える。ヨーロッパ時代のブニュエルの作品からは想像できないほどのストレートな訴えをびんびん感じます。一方で、夢のシーンに代表される幻想的かつ本質をえぐりだすような映像は、その後のブニュエルを彷彿させる。ブニュエル流リアリズムはどこかが違う。
R&Aさん [映画館(字幕)] 7点(2005-08-25 19:02:33)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 7.38点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.33
このレビューの偏差値 47.83
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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