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卍(1983) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 卍(1983)
製作国
劇場公開日 1983-02-12
ジャンルドラマ,同性愛もの,小説の映画化
レビュー情報
関西のことばを文学に美しく溶け込ませた谷崎の世界観というものだけをとってみれば、若尾文子(増村版『卍』)の関西弁よりもこの樋口可南子の関西弁のほうが、人を誘い、惹きつけ、惑わす女の使う甘ったるい関西弁をはるかにうまくしゃべっている。だから関西弁の魅力が出ているかどうかで見れば、断然こちらの作品に軍配が上がる(というか、増村版は関西弁の必然が全く無い)のだが、いかんせんストーリーも、その展開のさせかたも面白くない。樋口と高瀬の関係の始まりもかなり無理やりだし、原田が警察官であることから導かれるものも弱い。「殺人現場」という魅力的な展開を予想させる絶好の「場所」もただの「場所」でしかなく「殺人現場」である必然が無い。現代に置き換えているといっても、母が妊娠したとかいうエピソードになんの意味があるのか。梅宮辰夫は何しに出てきたのか。面白くないうえに無駄が多すぎる。当時けっこう好きだった樋口可南子のハダカはキレイでした。
R&Aさん [DVD(邦画)] 3点(2007-08-30 11:38:12)
その他情報
作品のレビュー数 7件
作品の平均点 3.86点
作品の点数分布
000.00%
1114.29%
200.00%
3342.86%
400.00%
5114.29%
6228.57%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.73
このレビューの偏差値 47.12
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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