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邦画が元気だった頃とテレビに汚染された今の映画環境を露骨に比較しているが、肝心のこの映画に元気がない。過去の光を知っている主人公はけして今の映画がダメだとは言わず、「ダメかどうかは観客が決めること。自分は一生懸命仕事をこなすだけ。」と言う。その言葉に、今の映画環境に不満を持つ麻生久美子と共にハッとさせられるものの、一観客としてやっぱりこれは面白いとは思えない。「環境よりも、良いものを作ろうとする気持ちの問題」だというのはもっともなんだけど、なぜ劇中で急にスタッフの気持ちが入っていったのかも解りづらい。ほとんどがスタジオ内という設定のせいか陰影に乏しく安っぽい画が続き、かといって外のシーンに開放感もない。台詞が棒読みの人もちらほら。そのせいで女優陣のうまさが際立っていました。
【R&A】さん [ビデオ(邦画)] 3点(2006-05-16 14:38:42)
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