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こわれゆく女 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 こわれゆく女
製作国
上映時間145分
劇場公開日 1993-02-27
ジャンルドラマ
レビュー情報
こわれゆく女とあるが、映画で描かれた部分よりずっと以前からこわれています。夫が徹夜残業で家に帰ってこないことも今までに頻繁にあったのだろう。そんなことは描かれていないが見ればわかる。妻が夫の仕事仲間にスパゲッティを振舞うシーン、妻のことを前から知っている人と初めて会う人のそれぞれの表情が全てを語る。とっても怖いシーンでした。 夫は夫でこちらもかなりきている。楽しく遊ばなくちゃいけないんだ!楽しい会話をしよう!と大声で怒鳴る。彼もある意味こわれています。しかしこわれている、というのは第三者の目に映る、いわゆる傍(はた)から見て、というやつで本人達は愛ゆえのいたって真面目な行動。家族を愛することと家族以外のもの(社会)と付き合ってゆくことの葛藤に疲れているだけ。どんなにおかしな方向へと向かおうと愛ゆえの感情の歪みであることを子供を使ってうまく見せている。子供が父親に向かって拳をあげるシーンに泣きました。何もなかったかのようにふるまうエンディングの夫婦に泣きました。めちゃくちゃ怖くてめちゃくちゃドキドキしてめちゃくちゃ感動しました。大傑作!
R&Aさん 10点(2005-03-16 10:49:56)(良:3票)
その他情報
作品のレビュー数 26件
作品の平均点 7.46点
作品の点数分布
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100.00%
200.00%
327.69%
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527.69%
6311.54%
727.69%
81038.46%
9415.38%
10311.54%
作品の標準偏差 1.87
このレビューの偏差値 57.30
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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