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奇跡(1955) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 奇跡(1955)
製作国デンマーク,ベルギー
上映時間126分
劇場公開日 1979-02-10
ジャンルドラマ,モノクロ映画,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 キリスト教を真摯に描こうとすると、だいたいにおいてほとんどのキリスト教信者は真の信者でないということに至る。この作品でも信仰心を強く持っているはずの人が「奇跡」を信じない。当然といえば当然である。いくら神父や牧師といえど、聖書に記された様々な奇跡を真実だと思っている人なんてそうはいないだろうし、仮にいたとしても今再びその奇跡が行われることを信じるかということになれば疑問を抱くのではなかろうか。この映画は信仰はこうあるべきだと言ってるのではなく、むしろ信仰って何?と問いかけているよう。ただこの映画が凄いのはそんな宗教観なんかじゃなく、奇跡という事象をもたらす見えざる何かがいる気配を画面に残しているように見せてしまう映像にある。映されるのが家の中がほとんどの中、突如として現れる空と草原の絶妙な構図、真っ白い洗濯物、そして風、この瞬間こそが奇跡そのものだ。
R&Aさん [映画館(字幕)] 8点(2008-09-17 12:12:42)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 16件
作品の平均点 6.50点
作品の点数分布
016.25%
100.00%
216.25%
300.00%
4212.50%
516.25%
616.25%
7318.75%
8318.75%
9212.50%
10212.50%
作品の標準偏差 2.76
このレビューの偏差値 51.97
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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