Menu
 > 作品
 > ア行
 > 赫い髪の女
 > R&Aさんのレビュー
赫い髪の女 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 赫い髪の女
製作国
上映時間73分
劇場公開日 1979-02-17
ジャンルドラマ,小説の映画化,エロティック
レビュー情報
トンネルを歩いて抜ける一人の女、ダンプが横を通り過ぎる、女の髪が舞う、タイトルがデーン!むちゃくちゃかっこいいぞ、このオープニング。映画の大半はセックス。一日中部屋にこもってセックスって、性欲満点の若造でもあるまいし・・。しかし若かりし頃のセックス三昧にみられる陽気はここにはない。相手を思いやるようなセックスというよりも何か、不安とか寂しさとか、そういった負の何かを紛らわすとか忘れるとかあるいは何かから逃げるためのセックス。やるせなさ満開のセックス。エロさよりも痛々しさが勝ってる。どしゃぶりの雨が途方もなく似合う。夜な夜な響くシャブ中女のおぞましい声は自分もそうなり得るのだという不安を煽ってる。これは原作にもあるのだろうか。あるならば車谷長吉は「赤目四十八瀧心中未遂」で中上健次と同じ方法で地獄の存在を見せようとしたのかもしれない、などと映画とは関係のない思索にふけってみる。
R&Aさん [映画館(邦画)] 7点(2011-02-16 14:58:47)
その他情報
作品のレビュー数 7件
作品の平均点 7.29点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4114.29%
500.00%
600.00%
7342.86%
8114.29%
9228.57%
1000.00%
作品の標準偏差 1.58
このレビューの偏差値 48.85
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
赫い髪の女のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS