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みなさん、さようなら(2003) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 みなさん、さようなら(2003)
製作国カナダ,仏
上映時間99分
劇場公開日 2004-04-24
ジャンルドラマ,コメディ
レビュー情報
《ネタバレ》 原題「蛮族の侵入」。ローマ帝国は蛮族の侵入によって滅亡し、ヨーロッパ史は古代から中世へと移ることになる。。。主人公は社会主義者を公言する。息子は仕事が証券ディーラーというあからさまな資本主義代表。息子の、金に物言わせる強引な行動は、そのことをよりわかりやすく提示する。世界は社会主義が超資本主義という蛮族の侵入後、崩壊する。資本主義の象徴とも言えるツインタワーは反対にイスラム原理主義という蛮族の侵入によって倒壊する。人類の歴史は人殺しの歴史。ホロコーストすら霞む大量殺人の歴史。世界はその痛手を乗り越え新たな歴史を刻んでゆく。しかし個人は死んだらお終い。癌という蛮族の侵入にあった父はひたすら「生」を愛して死んでゆく。父と息子は主義や宗教を超えて繋がる。大量の死を刻む歴史の中でたったひとつの命の尊さが描かれた作品。
R&Aさん [DVD(字幕)] 6点(2009-03-26 17:43:55)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 50件
作品の平均点 4.94点
作品の点数分布
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148.00%
224.00%
3816.00%
4510.00%
5918.00%
61020.00%
7714.00%
848.00%
912.00%
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作品の標準偏差 2.04
このレビューの偏差値 52.54
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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