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罪と罰(1970) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 罪と罰(1970)
製作国ソ連
上映時間170分
ジャンルドラマ,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
かなりエピソードを省略しているんだけど省略の仕方が巧い。原作に描かれる風景が細部まで再現されており尚且つキャスティングが驚くほどイメージどおり。ドーニャはもうちょっと優しい顔立ちをイメージしてたんだけどソーニャとのキャラクターの差異が明確になって映像的には良かったかもしれません。1970年の作品なのにモノクロなのだが、重く鬱屈した原作の世界観や極貧生活の描写は確かにモノクロのほうが適しています。長尺(しかも会話が多い)をものともしない面白さの根源は、間違いなく犯罪モノであり青春モノであり純愛モノであり家族の物語であり救済の物語であり社会批判も内包されコロンボ的ミステリーでもある原作にあるのは間違いありません。その原作の面白さを出来るだけ損なわないようにしようと努力しているのがよくわかります。またそれはじゅうぶん成功していると言えるでしょう。やっぱり省略の巧さゆえでしょう。
R&Aさん [映画館(字幕)] 7点(2009-09-04 15:21:25)
その他情報
作品のレビュー数 5件
作品の平均点 7.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.26
このレビューの偏差値 50.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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