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歌麿をめぐる五人の女(1946) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 歌麿をめぐる五人の女(1946)
製作国
上映時間95分
ジャンルドラマ,時代劇,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
溝口映画の女たちはけして男の添え物にはならない。(↓男が添え物なんですね。)一人の人間として女を描く。この作品ではそれを特に感じる。女をしっかりと描けばこんなにも生々しいモノが出来あがる。女の情念、女の欲、女のプライド、女の意地がぎっしりと詰まった映画。製作時からすればそれだけでも評価されるべき作品なのかもしれません。資料の少ない謎の絵師・歌麿(写楽ほど謎ではないですが)にまつわるエピソードも時代考証がきっちりとされており、そのおかげで楽しく拝見することができました。ただ、『雨月物語』の後に見たせいか、それともタイトルから勝手にもっと妖艶なものを期待してしまったせいか、いまひとつ物足りなさを感じてしまったことも事実。歌麿なのに肝心の「絵」があまり出てこないのもなぁ..いや、絵は出てこなくていいんですが絵を書いてる時のモデルを、舐めるようにじと~っとカメラが捉えてくれたら..あっ、それじゃぁ男の添え物映画になっちゃうか..。まだまだ修行が足りんようです。
R&Aさん 6点(2005-01-06 12:36:39)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 6件
作品の平均点 5.50点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.96
このレビューの偏差値 55.45
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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