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《ネタバレ》 「ラストサムライ」の最後の戦闘シーンで語られていた、300人の戦士の物語。けっこう期待したのだが、がっかり。映像がスゴイということで鑑賞したはずなのだが、既視感ばかりがあって、しかもマッチョと飛び散る血ばかりが印象に残って、ストーリーは陳腐だった。「ロード・オブ・ザ・リング」などの映画からの既視感もそうなのだが、どちらかというと少年漫画や青年漫画の、どこかで見たようなシーンが繋ぎ合わさっている感じだった。他の方も言っているように北斗の拳とか、そういう系。死者を穴に落とすシーンなんて、すごく漫画的。で、いきなりスロー映像になるから、この穴はそもそも何のための穴なのか? ゴミ捨て場か?とか、変な方向へ思考が脱線しちゃうのだ。
冒頭でクドクドとスパルタの男子が戦士になっていく話が描かれたが、あれじゃあ、耕作したり商売したり外交をしたりする人間が育たないわけだ。しかも結局は国の危機に王の近習300人が戦うってだけの国になっちゃってるじゃん。戦士養成計画自体もダメダメってことじゃん。王がボロクソに言っている神官たちは、戦士になれない人間が山に捨てられた末路のようだが、違うのか? むしろペルシャの文化の高さや動員力に、国としての凄味を感じちゃうのは、アジア人だからだろうか。笑わすために出てきたとしか思えないペルシャの王のほうが、存在感があったなぁ。何から何まで漫画的だった。 それから、「ロード・オブ・ザ・リング」とそっくりな戦闘ゾウさんたちが笑えた。しかも、この語りはファラミア(ウェンハム)じゃないか。 【ルクレツィアの娘】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-10-24 15:08:18)
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