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ある貴婦人の肖像 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ある貴婦人の肖像
製作国英,米
上映時間144分
劇場公開日 1997-01-25
ジャンルドラマ,歴史もの,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
女性が自由に生きられない現実に苛立ち、閉じこめられたくはないと思うだけでは、何も変わらない。不満を言ってるだけで、何も具体的に行動していないから、観客はイザベルに共感も出来ない。金持ちが勝手に悩んでいるだけの話になっている。オズモンド役のマルコヴィッチは素晴らしい。ストーリー上、悪役とも言えるような複雑な立場に置かれたキャラクターを、非常に上手く演じている。それ故に、イザベルが単なるワガママ妻にしか思えなくなってしまう。他の求婚者たちは、なんだか少女漫画のように美形タイプがそろっていて、全体的に耽美的な映画である。単に反抗心だけ旺盛になっているイザベルと、父親に逆らわず貴婦人になろうとする継娘との対比が面白いと思った。ラストのイザベルの孤独感はよく分かるが、すっきりしない終わり方。行くところがないイザベルは、アメリカ人のストーカー男と結婚するのだろうか? 
ルクレツィアの娘さん 5点(2003-06-25 19:27:40)
その他情報
作品のレビュー数 31件
作品の平均点 3.84点
作品の点数分布
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113.23%
2825.81%
3516.13%
4619.35%
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作品の標準偏差 1.67
このレビューの偏差値 54.18
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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