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ミスティック・リバー のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ミスティック・リバー
製作国米,豪
上映時間138分
劇場公開日 2004-01-10
ジャンルドラマ,犯罪もの,ミステリー,刑事もの,小説の映画化
レビュー情報
非常に後味が悪い。一つにはラストの詰めが甘いのだ。ミステリーとしても人生を考えさせる物語としても、ものすごくいい加減に、終わりにされたような印象がある。現実の不条理を描きたいのだとしても、ああいうラストでは納得しにくい。映像も音楽も、重厚すぎるほど重厚。ただ、ミステリーとしてはストーリーがイマイチなので、演出に騙されたような気がしてしまう。作り込んだ映像も素晴らしいカメラワークもあざとい演出に感じるし、なんというか、すべてがクドイという感じが強い。この題材でココまで作り込む必要はないんじゃないだろうか。これが現実だ、という諦観をしたいようにも思えないので、イーストウッドが何故この映画を作ろうと思ったのか、よく分からない。ショーン・ペンの演技が過剰で、これ見よがしで、うざったい。その分、大学出の、きちんと捜査を行う刑事などという珍しい役を振られたケビン・ベーコンの存在感が出ているし、ティム・ロビンスの演技の秀逸さが光る。三者のバランス、という意味では、これで良いのかもしれない。セレステとアナベスという二人の妻も、最初は似ていてだんだん対照的になり、最後はハッキリと明暗が分かれるというのが印象的だった。
ルクレツィアの娘さん 6点(2004-08-17 11:16:20)
その他情報
作品のレビュー数 378件
作品の平均点 6.34点
作品の点数分布
020.53%
110.26%
282.12%
3266.88%
4236.08%
54511.90%
69424.87%
77720.37%
85715.08%
9256.61%
10205.29%
作品の標準偏差 1.93
このレビューの偏差値 49.09
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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