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リトル・ダンサー のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 リトル・ダンサー
製作国
上映時間111分
劇場公開日 2001-01-27
ジャンルドラマ,ファミリー,青春もの
レビュー情報
ビリーの晴れの舞台にバレエ教師の姿が見えないところに、イギリスの階級社会を垣間見た気がした。ビリーの父親に「ロンドンへの旅費ならば私が出す」といとも簡単に言ってみせたバレエ教師は、典型的な中流階級のスノッブである。彼女は「息子を飲んだくれの炭坑労働者にしたいのか」と極めて本質をついた発言をビリーの面前でしているが、家族を傷つけられたビリーの反動は、その後の爆発したようなダンスや、ロンドンに発つ直前になって彼女に報告に行くことからもよくわかる。彼の家庭は、壊したピアノで暖をとるほど困窮した労働階級であっても、家族の絆は強く、娘が両親の性生活を暴露するような醒めた中流階級の家庭とは、根本的に違うのだ。階級の差が癒しがたい心の溝までも生むことに、小さな棘のような痛みを味わった。
トバモリーさん 8点(2004-04-05 20:27:32)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 385件
作品の平均点 7.82点
作品の点数分布
010.26%
110.26%
220.52%
320.52%
4133.38%
5164.16%
64010.39%
76516.88%
810326.75%
97318.96%
106917.92%
作品の標準偏差 1.73
このレビューの偏差値 50.62
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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