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狡い映画。すごく凡人を描いているのに、その凡人がジュリアだったりノートンだったりドリューだったりして、彼らがとても楽しそうだから、ついつい引き込まれてしまう。ウッディ・アレンというブランドが確立されているから、会話の粋さを楽しむのがアレン映画さ、みたいな感じが漂っていて、なんだか判らないけどムカつく。歌や踊りも、シカゴのレニー・ゼルウィガーはあのレベルで「下手」だの「ゼダにボロ負け」だの言われまくっているのに、この映画のノートンは「可愛い」と言われる。絶対狡い。でもつい最後まで見て、ほのかに温かい気持ちになる。やっぱり狡い。
【ともとも】さん 5点(2004-03-25 22:00:13)
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