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サイコ(1960) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 サイコ(1960)
製作国
上映時間109分
劇場公開日 1960-09-04
ジャンルホラー,サスペンス,シリーズもの,モノクロ映画,ミステリー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 シャワーシーンとラストが凄いだけではなくて、あらゆるシーンに細心の注意が払われているから、そのメインの場面が輝くのです。探偵が電話からモーテルに戻ってくるシーン。ノーマンは何か作業をしているっぽいが、その表れ方がごくさりげない。しかもそれは、その前の会話で、今からその作業をしますと言っていたとおりのものだ。だからこそ、ミスリードとして機能している。そして、探偵が上の家にたどりつくと、母親が襲ってくる。途中で事務所を捜索しているから、時間的・空間的なつじつまは合っている。あと、序盤でマリオンが車の中から社長を見つけるシーン。ここは、何気ないことでも恐怖に感じるという彼女の緊張の心境を表すと同時に、後で失踪が明らかになった際、事件性を否定する根拠として機能している。そもそも、横領から始まる導入自体が、捜査に警察の関与が入ることを否定する根拠となり、作品の重要な前提を構成しているのだ。ここまでいろいろとつじつまが合っている脚本って、あまりない。
Oliasさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2004-02-02 01:28:51)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 273件
作品の平均点 7.77点
作品の点数分布
000.00%
110.37%
210.37%
320.73%
420.73%
5145.13%
63111.36%
75520.15%
86925.27%
96824.91%
103010.99%
作品の標準偏差 1.54
このレビューの偏差値 50.96
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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