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犬神家の一族(1976) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 犬神家の一族(1976)
製作国
上映時間146分
ジャンルサスペンス,シリーズもの,犯罪もの,ミステリー,小説の映画化
レビュー情報
原作は、横溝正史の中でも1、2を争うほど好きな作品です。冒頭のど迫力の佐兵衛臨終シーンから、前半はなかなか原作に忠実に作られており、よくぞこの世界を映像化してくれたと感涙にむせんでいたのですが、3つ目の死体あたりからだんだん勝手な世界に入りだして、終盤なんかは完全にボロボロでしたね。原作の美味しい部分が、残らずごっそり省略されて、代わりにどうでもいいテレビドラマレベルの情緒シーンが延々と続いてしまっています。ミステリーを作るときは、あまり客の理解力をなめないでほしいものです。(犯人と判明した後の)犯人についても、原作の誇り高さ、潔さがまったくありません。それと、もう一ついかんともしがたいのは、石坂浩二の清潔感と爽快感に満ちた雰囲気は、本来の金田一のイメージにまるっきり合っていないという点です。豪華キャストの中で、彼が一番台詞がぎこちないですし、彼が登場すると途端に画面に緊迫感がなくなります。まあ、古谷一行という究極の金田一に比べると、誰も勝てないんですけどね。
Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2004-08-24 03:39:02)
その他情報
作品のレビュー数 187件
作品の平均点 7.49点
作品の点数分布
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100.00%
221.07%
321.07%
410.53%
5115.88%
62613.90%
74725.13%
85428.88%
92513.37%
101910.16%
作品の標準偏差 1.54
このレビューの偏差値 39.43
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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