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紙屋悦子の青春 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 紙屋悦子の青春
製作国
上映時間111分
劇場公開日 2006-08-12
ジャンルドラマ,戦争もの,青春もの,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 設定からして、観念的・感傷的・情緒的に流れるだけの内容になることを危惧していたのだが、意外に良い出来なので驚いた。流れを逸脱せず、かといってストレートに中心だけを目指すこともなく、一つ一つ丁寧に積み上げられる会話の数々。それを辛抱強く息を潜めて追い続けるカメラ。各役者の、感情を安易に露出させない忍耐の演技。それだけで十分です。それから、この作品の中心テーマは反戦ではないです(要素の一部ではあるとしても)。肝は現代の老夫婦にあって、いろんなことを乗り越えてきた二人だからこそ、あんな何でもない会話を、息の合った状態で繰り広げられる。私はそこが一番の見所だと思いました。あと、残念だったのは、衣装や小道具がえらく新品っぽくて、日常的に使い込まれた生活感が表されていなかったこと。
Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-08-10 01:22:46)
その他情報
作品のレビュー数 20件
作品の平均点 6.60点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 2.01
このレビューの偏差値 50.99
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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