Menu
 > 作品
 > キ行
 > 宮廷画家ゴヤは見た
 > Oliasさんのレビュー
宮廷画家ゴヤは見た のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 宮廷画家ゴヤは見た
製作国米,スペイン
上映時間114分
劇場公開日 2008-10-04
ジャンルドラマ,歴史もの
レビュー情報
《ネタバレ》 導入部で、娘が異端者の疑いをかけられ、その方向で進んでいくのかと予測する。しかし、父親が逆に拷問官を拷問にかけ、しかも進退窮まった拷問官は逃亡するという、作品基盤をひっくり返すような驚くべき展開。そのあたりも、役者の自然な芝居と周到に練られた脚本によって、自然と納得させられてしまう。中盤では、フランス革命の影響がもたらした野蛮さと反知性を堂々と描写した上で、必然性のあるラストになだれ込んでいく。フォアマン監督ならではの安定した進行です。作品としてのキズは、アリシアをあんな蓮っ葉な人格設定にする必要があったのかということ(そもそも現代の人物に見えてしまう)。むしろ、目立たない普通の人にしておいた方が、すれ違いの悲劇性も際立ったのではないでしょうか。
Oliasさん [DVD(字幕)] 7点(2024-12-30 00:22:13)
その他情報
作品のレビュー数 21件
作品の平均点 7.57点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
529.52%
629.52%
7628.57%
8733.33%
914.76%
10314.29%
作品の標準偏差 1.40
このレビューの偏差値 47.08
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
宮廷画家ゴヤは見たのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS