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富士山頂(1970) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 富士山頂(1970)
製作国
上映時間128分
劇場公開日 1970-02-28
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 撮り方は間違いなく誠実なのです。まず、工事ありきで始まるのではなく、大蔵省との予算取り折衝や発注説明会などのステップもきちんと描いています。いざ現場の準備に入ったら、とてつもないロケを駆使して、「ただ荷物を上げるだけ」がどれほど大変なのかということを存分に感じさせます。作業は黙々と行われ、余計な台詞もありません。裕ちゃんも勝新も、作為的に出番を作ることもなく、あくまでも「その中の一人」に徹していますし、それが逆に大自然の壮大さと課題の困難さを裏付けています。ですが、そのストイックさというか禁欲性のままに終わってしまったので(完成後のそれぞれの扱いがやたらそっけないところに顕著)、結局は超優秀な再現ドキュメンタリーにとどまったという気もします。この辺のバランスのとり方は本当に難しいですね。
Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2025-06-05 00:21:59)《新規》
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 6.85点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.10
このレビューの偏差値 42.99
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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